主な研究テーマ

骨の安定同位体分析による動物の食性解析

生物の組織に含まれる安定同位体の存在比を調べることで、対象生物の栄養源や生息環境を推定することができます。特に、骨に含まれるコラーゲンタンパク質を用いた分析では、過去の動物の食性を復元することができます。同位体分析手法を使って、過去と現在のヒグマの食性の比較や、絶滅したエゾオオカミの食性復元研究などを行っています。


同位体分析に関連する分析手法開発

同位体分析の新しい利用方法や、分析をより精緻化する手法について研究しています。魚類や哺乳類の骨の分析から動物の同位体比の履歴情報を得る手法、給餌試験をせずに組織の同位体分別係数を推定する手法の開発などを行っています。


Isoscape: 同位体分析×景観生態学

生物の同位体比は、生物の栄養源だけでなく、生息環境にも影響を受けます。環境中の同位体比の分布を調べて生物の同位体比履歴と比較することで、対象生物がどこから来たのか、どのような移動をしてきたかを推定することが可能です。特に海産の魚類を対象として、同位体比から移動履歴を推定する研究を行っています。